田老町漁業協同組合(岩手県宮古市)
株式会社スワン 海津社長 訪問記









2009年4月22日(水)

リアス式海岸で有名な三陸(陸前、陸中、陸沖=宮城、岩手、青森)の海は、南は四国土佐から暖流がカツオを、北からは寒流がサンマを運んで来て、この地で水揚げされます。
春カツオはトロカツオとも呼ばれ、冷水で育つので脂がのってこの上なく美味しいそうです。

また栄養豊富な黒潮と親潮がぶつかり合うことで、海水自体の栄養がより豊富になり、2~3月には肉厚で弾力があり、歯ざわりの良い三陸ワカメが収穫されます。メカブ・茎・葉っぱ類は塩漬けにすると2年程持ちます。

お正月頃には間引きをし、間引きした小さなワカメは生のまま食します。
これは一般市場に出回らないのため、地元の漁師さん達の特権で、収穫した猟師さんのお宅のみで食べられます。「柔らかくてこの上なく美味しいんですよ。」と教えて頂き、羨ましい限りでした。
しかし、冬の寒さは都会にいる私達が想像している以上に厳しく、地吹雪が吹くそうです。三陸の猟師さん達はたくましいですね。

7~8月にはウニ、10~11月にはイクラ、11~12月にはアワビが収穫されます。10月から獲れる花曲がり鮭は、稚魚から4年程経つと産卵するためにベーリング海やカムチャッカから生れた川へ戻ってきますが、産卵のために川上に上った鮭のイクラは皮が硬くなるため、海にいる内に水揚げをします。その中のまだ成熟していない鮭の卵は筋子になります。

ヤマメもイワナも鮭同様、一度海に出るものもいますが、ヤマメはさくらマスとして、イワナはアメマスとして生まれた川に戻ってきます。戻ってきても産卵を終えた魚達はそのまま死を迎えます。それが自然の循環というものなのでしょうが、自然の厳しさを考えると少々感傷気味になります。

厳しい自然の中で生きる人達のお陰で、私達は家に居ながらにして美味しい物を食べていますが、これが当たり前の事ではないことを思い知らされた気がしました。
お忙しい中、快く、名所案内までして下さった松本さんや組合の方々に心より感謝申し上げます。

本当にどうもありがとうございました。

田老町ホームページ
http://www.masaki-wakame.com/


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